こんにちは。スカイ＆ガーデンデンタルオフィスの歯科衛生士 橋本です。
前回はインシグニア矯正のワイヤー交換についてお話ししました。
今回は「診療室で患者様からいただくことの多い、ワイヤー矯正治療についての質問集」という形式でお答えしていきたいと思います。
Q1,唇や頬にブラケットが当たって痛い場合はどうすれば良いですか？
A1,歯科矯正用粘膜保護剤「オルソワックス」を痛い部分のブラケットに付けてください。
矯正用保護ワックス（オルソワックス）はシリコンでできています。米粒大の必要な分を取り、つける部分を乾燥させてからブラケットにギュッと押しつけて付けます。この「乾燥させる」というのが一番のポイントです。
お食事するときはつけたままで大丈夫、安全な素材でできています。
オルソワックスは必要な時適宜使用する感じで、ずっと使うわけではありません。
Q2,痛みに弱いのですが、歯が動くときの痛みはかなり強いのですか？
A1,マウスピース矯正に比べると痛みが出やすいです。
マウスピース矯正は少しずつ歯を動かすため歯にかかる負担が少なく、装置で口腔内が傷つくことも少ないです。一方でワイヤー矯正は装置の調整時や締め付けによって痛みを感じやすく、物理的な不快感を伴うことがあります。ただし、痛みの感じやすさは個人差があります。調整をした日に強い痛みがあれば痛み止めを使用しても構いません。
Q3,食事制限はありますか？
A3,矯正中の食事制限は基本的にありませんが、装置の負担や破損を避けるため、硬いものや粘着性があるものは避けた方が良いです。ワイヤー矯正で使用するパワーチェ－ンはゴムなので、コーヒーやカレーなどの着色しやすいものは変色し劣化するので避けてください。また矯正している間はホワイトニングが出来ないので、着色汚れが気になるようであれば、色が付きやすい食べ物は極力避けることをオススメします。
Q4,矯正はいつ頃から始めたらよいですか？
A4,矯正を始める時期は目的と歯並びの状態によって異なります。
乳歯が混じっている「混合歯列期」に行うⅠ期治療と永久歯が生え揃ってから行うⅡ期治療、さらにⅠ期治療を行う前段階に行う予備矯正（プレ治療）があります。今すぐやらない場合でも、矯正相談を受けていつ頃始めたらよいのか把握しておくと安心です。歯列が気になり始めたら矯正を行ってる歯科医院で相談しましょう。
Q５,どのくらいの頻度で通いますか？
A５,ワイヤー矯正では１ヵ月に一度、マウスピース矯正では大体２か月に1回調整に来ていただきます。担当医師の方で確認させていただき口腔内の状況や、進行具合に合わせて次の調整日が決まります。
今回は様々な疑問についてお答えしました。次回はワイヤーを調整したのでそちらについてお話ししていきます。
ワイヤー矯正「インシグニア」、マウスピース矯正「インビザライン」に興味のある方は武蔵浦和の歯科医院、スカイ＆ガーデン デンタルオフィスまでお気軽にお問い合わせください。
