インビザライン日記 INVISALIGN DIARY

マウスピース矯正でも使う「顎間ゴム」(ガッカンゴム)について【使い方・種類・強さ・注意点】 Invisalign_diary

歯科衛生士 石橋 (いしばし)
スカイ&ガーデン デンタルオフィス
保有資格 / インビザラインジャパン認定 スマイルコーディネーター

こんにちは。武蔵浦和の歯医者、スカイ&ガーデンデンタルオフィス 歯科衛生士の石橋です😃

今回のブログでこの「インビザライン日記」も、10回目🏆✨を迎えました👏

患者様から「ブログ見て来ました😋」と言っていただけることもあり、

矯正に興味のある方に(そうでない方にも)役に立つ情報をお伝えできるよう今後も頑張っていきますね💕

さて今回はマウスピース矯正で使用する「顎間ゴム」についてお話していきたいと思います。

顎間ゴムとは

顎間ゴムは上顎のマウスピースと下顎のマウスピースにひっかけて、嚙み合わせを整える治療用のゴムです🤔

上下に引っかけることによって、ゴムの引っ張り合う力を利用して歯が移動する補助をしたり、顎のズレを改善したりしながら嚙み合わせを整えていきます。

 

使用する顎間ゴムは、ゴムの種類によって太さや強さが何段階にも分かれていて、患者さんによって先生がサイズを選び、使用してもらうようになります🍒

また、矯正治療をされる方全員、顎間ゴムが必要かと言われるとそうではありません。

歯並びや、嚙み合わせによっては顎間ゴムが不要なケースもあります。

 

私の場合は、上下の歯の真ん中(正中)が大きくズレていて、顎のズレもありましたので、顎間ゴムが必須な症例です。

かけるとこのようになります👀

次に顎間ゴムがスタートするタイミングですが、タイミングも患者さんによって違います。

マウスピースに慣れ次第すぐに使い始める場合や

あらかた歯並びが整ってきて、噛み合わせを作る時期にスタートする場合もあります。

 

私の場合は28枚中10枚目あたりで始めました✨

私的に特に顎間ゴムをかける作業を憂鬱に思っていなかったので、顎間ゴムをかけるとどんな感じなのか知りたく、ええい始めてしまえ~( ^)o(^ )といった感じで始めてしまいました。

(もちろん始める前に先生から許可はもらっています(笑)でも本来だったらもう少し後から始める予定だったのです。。。)

☆顎間ゴムの目的

歯の位置調整

顎間ゴムは、歯の位置を調整するのに役立ちます。例えば上顎と下顎の歯の真ん中(正中)を合わせたり、上下的な位置を正したりします。

咬合の調整

顎間ゴムは、咬合(かみ合わせ)の調整にも用いられます。

治療効果を高める

顎間ゴムはを使うことで矯正治療の効果を最大化させます。矯正装置と合わせ、患者さんが顎間ゴムを定期的に装着することで治療期間を短縮できますし、よりきれいで健康な歯並びを得ることができます。

☆顎間ゴムの種類

3級ゴム

上の奥歯と下の犬歯にゴムをかける方法です。上顎の歯は前方へ、下顎の歯は後方へ引き寄せられるため受け口の場合などに用いられます。

2級ゴム

上の前歯と下の奥歯にゴムをかける方法です。3級ゴムと反対で上顎の歯を後方へ引っ張り、上顎前突(出っ歯)の場合などによく使用されます。

垂直ゴム

噛み合わせがいまいちな場合などで使われ、上の歯と下の歯の隙間を閉じたい歯へ、垂直にゴムを渡します。

三角ゴム

三角形にゴムをかける方法です。犬歯や小臼歯の噛み合わせを良くする際に用いられます。強さによってV字にゴムをかける方法もあります。

☆顎間ゴム使用の期間と結果

顎間ゴムの使用期間は矯正治療の進行に大きな影響を与えますが、患者さんにより個人差があります。

歯科医師が指示した期間しっかり使うことが重要ですが、症状や治療の進行に応じて調整され、サイズや掛け方が変わります。

治療の最終段階に近づくにつれ、目標が達成されたタイミングでゴムの使用は終了になります。

☆顎間ゴム使用時に注意してほしいこと☆

🦷顎間ゴムは1日20時間以上付ける❗

基本的にはインビザラインのマウスピースを装着している間、同じように顎間ゴムもかけてもらうようになります。

🦷1日に1回ゴムを交換する❗

顎間ゴムはご自身で、毎日新しいゴムに変えるようにしてください。

口を大きく開けたり、もちろんお話しするのも顎間ゴムを付けた状態ですので、1日も経たない間にゴムが劣化して伸びてきます😟

劣化したゴムをし続けても力が加わりませんので、1日1回ゴムを変えるのを忘れないようにしましょう。

顎間ゴム掛けをさぼるとどうなるの?

当然のことですが、治療が進みません😨

スタート時は、付け外しが難しかったり、引っ張られる痛み、喋りにくい、口を開けると目立つ など様々なストレスを感じるかもしれません。

ですが、しっかり使い続けないと治療期間が伸びる可能性があるほか、治療の仕上がりに影響が出てしまいます😨😨

マウスピースで、左右に力をかけて歯並びを整えることができますが、上下にまたがって力はかけられませんので、顎間ゴムはとっても大事な治療になります。

 

さてさて、私のマウスピース矯正の経過を写真に撮りました。

このとき8枚目になります。

こちらは左側面観の写真になります。

私の場合は元々歯並びがガタガタというわけではないので、少しわかりにくいのですが、ずいぶん動いてきましたね💨

まとめ

さて、今回のブログでは、顎間ゴムについてお話ししました。

次回は、インビザラインを装着したら必ず噛んでもらう「アライナーチューイー」についてお話したいと思います。

 

マウスピース矯正・インビザラインについてもっと知りたい皆様、武蔵浦和の歯医者 スカイ&ガーデンデンタルオフィスまでお気軽にお問い合わせください✨

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