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インプラント治療と歯列矯正、どちらも受けられたい方へ。 Implant_blog

インプラント治療と歯列矯正、どちらも受けられたい方へ。

 

こんにちは。武蔵浦和の歯科医院、スカイ&ガーデンデンタルオフィスの永田です。

今回は、インプラント治療とマウスピース矯正(インビザライン)の併用についてお話をしていきたいと思います。

 

インプラント治療を受けられる患者様のお口の中。

インプラント治療を受けるのは歯がボロボロの人でしょ?と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、実際はそうではありません。

若く健康で管理が行き届いた口腔内であっても交通事故などの外傷や、食いしばり・かみしめによる歯の破折、治療を繰り返しても治らない難治性の根管治療などで抜歯せざるを得ない場合もあります。

 

1・2本の歯を失った時、「ブリッジ」での治療は簡単ですが代償として健康な歯を削らなくてはなりません。

残っている歯が健康であればあるほど、強固なエナメル質を失い、歯の削除量も多いブリッジに抵抗感を感じる方は多く、そういった場合には隣在歯を健康に保てるインプラント治療が第1選択となります。

このようにインプラント治療を受ける年齢層が若くなり、残存歯が健康であると新たに浮上してくるのが「歯列矯正とインプラント治療との併用」問題です。

 

「矯正治療とインプラント治療、両方を受けられるのか。」という相談が増えています。

 

マウスピース矯正が普及したことで、歯列矯正のハードルが下がったと言われています。

実際当院でも「インプラントがらみの矯正相談」が急増しています。

 

先日矯正相談で来院された30代女性。

「3年前虫歯で抜歯した上の前歯に2本、インプラントを入れた。いずれ出っ歯を治したいと思っていて、矯正用にお金を貯めているけど、インプラントを入れてからでも矯正できますか?」

この患者様の場合、治したい(引っ込めたい、移動させたい)と考えている前歯がインプラントです。

インプラント以外の歯は動かせますが、インプラント体自体には矯正力をかけることができない為、結果として思うような歯列矯正ができません。

インプラントは歯根膜が無く、骨と直接結合しているため天然歯と同じような骨吸収・骨添加がおこりません。

その為インプラント本体は、天然歯の様に顎の骨の中を動かすことができないのです。

このケースでどうしても歯列矯正で前歯を引っ込めたいなら、入れたインプラントを手術で取り除き、矯正をして、再びインプラントを打ち直す、という事になります。

矯正後の骨にまたインプラントが入れられるという保証もなく非現実的と言えるでしょう。

矯正治療で口元をきれいにしたいと切望されていた患者様なので、非常に心苦しいケースでもありました。

 

インプラントは一度埋め込んでしまうと、後から動かすことができません。被せ物で微量の移動、角度の調整くらいはできますが、それにも限度があります。

「インプラントを入れる必要がある、でも矯正もしたい。」

このような場合、結論から言うと、インプラントを埋入することを治療計画に入れたうえで先に歯列矯正を行う方がトラブルが少なく、治療期間も短縮できます。

 

インプラントの治療成績を左右する術前矯正の重要性

 

インプラント治療と歯列矯正は相互の治療成績に強く影響します。

歯列矯正をしておくことで、一部の歯に強い負担がかかったり左右の不均等を修正することができます。

咬み合わせの不調和はインプラントに負担をかけるので、修正できればインプラントも長持ちします。

 

また前後の隣在歯と正しく接触するようになると、インプラント周囲炎(インプラント体の周囲に起こる歯周炎)も予防しやすくなります。

裏を返せば、インプラントを入れる部位の前後の歯が倒れていたり、ねじれていたりすれば清掃不良になるので周囲炎のリスクが高まってしまいます。

 

このようにインプラント治療と歯列矯正は相互に強く影響を与える為、診断し治療計画を立てる段階から全てをノンストップで行えることが理想的です。

 

歯列矯正とインプラント治療を同じ歯科で行う事のメリット。

 

矯正もインプラントも専門性が必要である為、多くの場合、専門の別々の歯科医院に所属する医師が担当し、連携して治療を行っているようです。

そうなると物理的な理由で情報が食い違う恐れがありますし、治療のタイミングがズレたり、要所要所で経過確認をするのも難しくなります。

 

スカイ&ガーデンデンタルオフィスには矯正を担当する医師とインプラントを埋入する口腔外科医がそれぞれ常勤で勤務しています。

その為初診時から最終的にどのようなゴールを目指すのかを提示できますし、大まかなスケジュールや費用概算を立てることが可能です。

矯正中の段階で口腔外科医からチェックが入ったり、手術時に矯正専門医が立ち会うことも多くあります。

こうした積極的な連携は結果として治療のクオリティーを上げていると考えます。

 

また併用する場合、多くのケースで歯列矯正→インプラント埋入の順番で進めていくのですが、ここでネックになるのが時間の問題です。

歯列矯正は年単位の時間がかかることもありますし、インプラントは埋入してからインプラント体がインテグレーション(=骨と結合する)するまで2・3か月、長い場合には約半年の待機時間が必要です。

その為当院ではよほど難易度の高い症例でなければ、歯列矯正をマウスピース矯正で行いながら、インプラント治療を並行して進めていくことが多いです。

それによりインプラント埋入後の期間をより有効に利用することができるからです。

 

次回は、歯科衛生士本人が体験している、実際の「インプラント治療を前提としたインビザライン」について、堀内が担当します。

インプラント治療、マウスピース矯正・インビザラインについてもっと知りたい皆様は、武蔵浦和の歯科医院 スカイ&ガーデンデンタルオフィスまでお気軽にお問い合わせください。

 

 

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