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根管治療その1・神経をとる治療(抜髄) Blog

歯の中には「歯髄」という神経や血管を含む組織があります。
虫歯の細菌が歯髄にまで達してしまうと歯髄を取り除く治療(抜髄:ばつずい)が必要になります。
感染した歯髄は「歯髄炎」という炎症を起こすため取り除かなくてはならないのです。
*虫歯以外でも重度の知覚過敏や歯にヒビが入ってしまった場合に神経を取ることがあります。

歯髄があった空洞を無菌化し、再度感染しないようにするための一連の治療を「根管治療」といいます。
根管治療は治療手順が数段階あるため治療回数がかかります。
また一回の治療時間が長くなることが多く、治療期間中は上手く噛めなくなったりして不自由です。

患者さんにとって「何をやっているのか」分かりにくい根管治療のうち、
抜髄治療の後に寄せられるご質問についてお答えします。

●神経をとったのに痛むのはなぜですか?
「神経をとる」と言っても、あくまで歯に通っている神経を根の先端で切断しているにすぎません。
つまり、根の先端には神経を切断してできた傷ができた状態になりますから、数日間はズキズキとした痛みが続きます。
特に長期間痛んでいた歯や、眠れないほど強い痛みのあった歯は痛みが出やすい状態になっている為、注意が必要です。
麻酔が切れた後、痛み止めを服用したほうがいい場合もあります。
また、食事をした時などは数週間、長い場合ですと数か月痛みが残る事もありますが、
ほとんどは時間とともに落ち着いていきますのでご安心ください。

●どうして治療に回数がかかるの?
根の中は目で見ることができないうえ、細かく複雑な形態をしているため治療が非常に困難です。
針のような器具を用いて神経を取りお掃除していきますが、
それだけではなかなか綺麗にならない時は消毒のお薬を何度か交換していきます。
しっかりと治すためにはどうしても治療の回数がかかってしまうことをご了承ください。