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歯石取りを行うメリットとデメリットとは? Blog

歯石取り歯石取りは痛いだけ?

歯石取り、と聞いてどのような印象を持つでしょうか?

スッキリする、という方もいれば、痛い、しみるといったマイナスのイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれません。確かに歯周病による炎症が強い状態で歯石を取ると、痛みを伴う場合もあります。しかし、歯周病の悪化予防や口臭の軽減など、歯石の除去にはさまざまなメリットがあります。

 

メリット1:歯周病の予防

歯周病はお口の健康だけでなく、全身の健康にも悪影響を与える疾患です。悪化すると歯が抜けてしまったり、認知症の原因になることもあります。汚れが溜まっている状態が長く続き、歯石になってしまうと、歯ブラシで取り除くことはできません。歯石の表面はざらついているため、その凹凸により汚れが沈着しやすくなり、歯周病が悪化する、という悪循環に陥ってしまいます。歯石取りはこの悪循環を断ち切り、歯周病を予防する有効な手段です。

 

メリット2:口臭の予防

歯石は細菌の塊であるプラークがカルシウムを取り込み、硬くなったものです。そのため、歯石の中には細菌が潜み、増殖しています。また、歯石の表面はざらざらしていて、細菌が付着しやすい環境です。そのため、歯石の付着は病的口臭の原因となってしまいます。歯石が長く放置されればされるほど、細菌は増殖し、口臭が悪化する可能性がありますが、早い段階で除去することができれば、口臭を防ぐことができます。

 

メリット3:着色汚れを除去

先ほどから繰り返している通り、歯石の表面には凹凸が多く、さまざまな汚れが付着しやすい環境です。そしてそれは着色汚れも例外ではありません。むしろ、歯石が付着すると着色しやすくなり、より目立つようになります。歯石がつきやすいのは歯の根本ですが、歯磨きが適切でないと歯の表面全体につくこともあり、その上にステインが付着すると、歯が茶色く変色したように見えるようになってしまうのです。クリーニング時は、この着色ごと歯石を除去するため、歯の色が明るくなったように感じる方もいらっしゃいます。

 

デメリット

メリットばかりお話すると、歯石除去にデメリットはないの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。ここで代表的な歯石除去のデメリットをご紹介します。

まず、歯石がたくさん付着している場合、一気に取ると歯の根本がしみる症状が出ることがあります。これは、歯と歯茎の間をコーティングしていた歯石が取り除かれることによって一時的な知覚過敏の症状が出るためです。一時的なもので、歯肉の腫れが落ち着くと治ってくる場合がほとんどですが、症状が長く続く場合には知覚過敏の処置が必要になることもあります。

次に、歯周病が重度の場合、歯石を除去することによって歯がグラグラしてくることがあります。歯周病は骨を溶かす疾患です。歯周病が進行している場合、歯石が接着剤の役割を果たしていることがあり、それを除去することによって、歯がグラグラしてしまうのです。この場合は歯を固定する処置が別に必要です。歯石でくっつけておけばいいのでは?と思うかもしれませんが、放置してしまうと、さらに歯周病が進行して歯がごっそり抜けてしまうこともあるので、歯を残したい方はしっかりと歯石を除去することをおすすめします。

 

歯石除去って高いの?保険は適用される?

患者様が歯肉から血が出るなどの主訴をもって受診され、歯周病の検査を行い、歯科医師が必要と判断した場合、歯のクリーニングは保険適用となります。歯石が溜まっている場合は初期の歯周病の可能性が高く、健康保険が適用されます。また、歯科医院で受けたクリーニングなどは、保険診療と自由診療のどちらも、審美のみを目的としない場合はご家族の分も含めて医療費控除の対象となります。治療費について、詳しくは当院のスタッフまでお尋ねください。

 

痛みなく歯石を取り除くためには?

歯石が付着している場合、除去は必要な処置ですが、痛みが気になってなかなか踏み出せない…という方もいらっしゃると思います。痛みなく歯石除去を受けるために、いくつかのポイントをご紹介します。

まず、歯石除去を行う際、歯肉の腫れがひどいと痛みを引き起こしやすくなります。そのため、しっかりと歯磨きを行い、なるべく歯肉の腫れが引いた状態で行うと痛みが少なくなります。この観点から、患者様の状態によって、歯石を一気に除去するのではなく、少しずつ除去していく場合もあります。来院回数は多くなってしまいますが、歯肉の腫れを引かせながら歯石を除去することで、痛みが少なく、歯石の取り残しを防ぐことができます。

また、歯石がどうしてもつきやすいという方は、歯石が柔らかいうちに、定期的な歯石除去を行うことで、痛み少なく処置を受けることができます。長期間放置して硬くなった歯石を除去するには、大きな力が必要となるため、付着してしまった歯石はなるべく早く取ることをおすすめします。

痛みを感じやすいという方は、熟練の歯科衛生士に処置をしてもらうのも1つの方法です。歯石の除去は、繊細な手技を必要とするため、歯科衛生士のレベルによって、痛みの程度が異なります。経験豊富な歯科衛生士であれば、さまざまな方法を駆使して、痛み少なく歯石を除去することが可能です。

 

歯科医院で安心な歯石取りを

歯石の悪影響や歯周病への関心の高さから、近年ではさまざまな歯科用器具が市販され、自分で歯石を取る器具なども発売されています。しかしながら、自分で歯石を除去するのはプロフェッショナルである歯科医師や歯科衛生士でも難しく、お口の中を傷つけてしまったり、歯石を取り残してしまう可能性があります。スカイ&ガーデンデンタルオフィスでは、経験豊富な歯科医師や歯科衛生士が、適切な器具を用いて歯石の除去や歯のクリーニングを行っています。

口臭や歯の色、歯周病などが心配な方は、ぜひ1度ご相談ください。